環境の変化と人の在り方
マンタ
先日の石垣島でのシュノーケリングツアーでは、残念ながらマンタと出会う事は出来ませんでした。写真は、以前のものを頂いたものです。
マンタは海に中を回遊していますので絶対に合えるということはありません。因みにウミガメには会えましたが写真を撮ることはできませんでした。
LCC(格安航空)の影響で旅行者が世界的に増えています。石垣島もその恩恵を受けていて、近年のダイブポイントはかなりの観光ダイバーで溢れているそうです。私は早めの休暇でしたので、繁忙期の通常の1/10くらいのダイバーだったそうです。そんな感じですので、
「マンタも人間がいるポイントには寄りにくくなっているかも知れませんね」
という話もありました。
観光ビジネスは、関わる人たち、地域経済、観光客にとっては、とても素晴らしいものです。現在、そして今後は、自然や動物も含めて環境保全の為に、何らかの枠組みを作ることも必要になってくるかもしれませんね。
水牛車
石垣島の西隣りの島、竹富島にも行ってきました。目的は水牛の馬車に乗っての観光です。
水牛は、2.5~3tくらいまで荷物を運ぶことが出来るそうです。水牛車は、水牛の事を考えて、目いっぱいの重量は引かせないそうです。人と馬車を含めてもその半分くらいの重量にしているそうです。毎日、引かせるのではなく、出勤日も管理しているそうです(笑)
水牛もとても穏やかな表情でした。大切にされていることが表情からも伝わってきました。
竹富島に行って驚いたのは音のない世界という事です。風と風によって揺れる木々の音、鳥の声しかしません。車も走っていません。竹富島は、沖縄の原風景の保護がしっかりとされている島です。文化を保護する為に「竹富島憲章」という条例でシッカリと規制がかけられています。
・建物を新築、増改築、修繕する際には、伝統的な様式を踏襲する。
・屋敷の周囲の囲いはサンゴ石灰岩の野面積みとする。
・海水浴場等以外での水着、裸身は禁止する。
・島の歴史、文化を理解し接遇することで、来島者の印象を高める。
・伝統的祭事・行事には、精神的文化を学び、積極的に参加する。
・不動産を売買する時や、建物の新築、増改築、取り壊しを行う時は事前に公民館と調整委員会に届け出る。
もちろん規制をかけられるのは、縛りができるので「めんどくさいな…」と感じる事はあると思います。しかし、大切な文化を守る為には、素晴らしい事だなと思います。
近年の円安の影響や、30年続くデフレによって日本の価値は下がり、観光地や水資源のある土地が海外資本に相当買われています。そう言った面でも、日本人の文化を保護する為にも、法的な規制は大切になってきます。
個性があるから価値がある
私はあちこちに旅行に行きます。
そこで大切なのは、「その土地らしさ」だとつくづく感じています。違う文化がある、違う個性があるから興味深い物でもありますし、だからこそ生き残っていけるのだと思います。どこに行っても同じだったら行きませんよね。
昭和の時代は、戦争で破壊されてい何もない時代だったのだと思います。その為に大量生産には、同一価値観で短期的な視点で見ると、出る杭の個性はいらなかったのかもしれません。しかし、それはある種、本当の存在、自分らしさを消す事でもあったのだと思います。
今は、個性の時代です。旅行と同じで、個性があるから存在価値が高くなる時代です。
The Greenは、一線を画す製品です。これからも独自性のある製品を提供して行きたいと改めて思ったところです。