スポーツウェアでの柔軟剤のつかい方

2022年12月07日

いよいよ冬本番ですが、衣類の準備など皆様は終わられていますでしょうか。

今回はスポーツウェアの洗い方について書いてみたいと思います。

水分を吸収するのではなく、蒸発を促進するものです

私は年間通して運動をしています。 

これからの季節はスキーですが、年間を通してロードバイクに乗っています。あとはジムで筋トレや有酸素運動をしています。

暖かい季節や、またジムで汗だくになったウェアは、帰宅後にササッと洗濯をします。真夏は翌日まで置いておくのは怖いですね。臭いが(笑)

寒い季節は、直ぐに洗わなくても気になりませんが、水温が低いので汚れが落ちにくくなります。人体の汚れは、タンパク質汚れが一番落ちやすい35~40℃で洗うとよいでしょう。

ですので、お風呂の残り湯を有効活用して頂くのがいいと思います。The GreenのPalmは残り湯くらいの汚れでは洗浄力に変化はありません。

スポーツウェアは、汗を素早く蒸発させてるように出来ています。体温コントロールや着用時に水分を吸収して、体にまとわり付かないようにする為です。

汗を吸着して、体に張り付くと体の動きを阻害してしまいます。正確にはウェアは汗を吸うのではなく、水分の揮発を促進する繊維構造になっています。

柔軟剤は使用しません

私はスポーツウェアを洗濯する時に、基本的には柔軟剤を"使用しません"

柔軟剤を使用すると、ウェア表面を柔軟剤がコーティングして、揮発力が低下する為です。

ロードバイクに乗って35年目のシーズンになります。柔軟剤は経験から以下のように使い分けています。

・夏のウェア:

柔軟剤を”使用しません”

水分の揮発性を重視して作られているために柔軟剤を使ったときは、揮発性が悪い様に感じるからです。水分でウェアが身体に纏わりついて体の動きも悪くなり、またペタペタでは気持ちよく運動が出来ませんね!

・冬のウェア:

柔軟剤は”使用します”

重ね着をするので、繊維同士の滑りがいい方がまとわり付かなく体の動きがいい為です。

秋冬は起毛素材が多く、起毛の場合は柔軟剤を使うと繊維が立ちやすいので、保温性がいい様に感じます。また肌触りが良くなって、フカフカで着ていて気持ちがイイですね!静電気も起こりにくくいなります。大量に汗をかかないので水分の揮発性は気にはなりません。

・但し:

スポーツウェアは、基本的にポリエステルなど化学繊維で出来ています。夏のウェア、またインナーウェアで、あまりにもゴワゴワ感があるものは、夏のウェアでも使用感を重視して柔軟剤を”使用します”


繊維の種類やスポーツによって求められる繊維の性能も違ってきます。 上記は、経験上の見解ですが参考になさって下さい。