色が冴えない原因は?
衣類の色が冴えがなくなったり、タオルの色がくすんできたりする主な原因として以下があります。
1. 「洗剤が汚れをキャッチする力が弱い」逆汚染と呼ばれる現象。
2.「色が染みでて移る」移染 と呼ばれる現象。
3.「濯ぎ(回数)不足」で不純物が残ってしまう現象。
多くは上記3つが多いと思われます。一つずつ説明していきたいと思います。
先ずは、衣類を洗濯機に詰め込み過ぎていないか再チェックしましょう。問題がなければ、以下を参考に工夫をしてみて下さい。
一つ目の「汚れをキャッチする力が弱い」逆汚染。
これは洗剤の力不足で起こってしまう現象です。
洗剤は繊維から汚れを引き離して水に分散させます。そして脱水に入るときに水位が下がって行きますよね。その時に水中に分散した汚れが繊維に戻ってしまう事です。分かりやすく言うと、繊維がフィルター代わりになって汚れをキャッチしてまっている現象です。
部屋干しのニオイや、汗をかくとニオイの発生の原因にもなります。
二つ目の「色が移る」移染
色物の衣類からは目に見えないくらい少しずつ染料が出でいる事があります。いつの間にかお気に入りの衣類の色が薄くなっていませんか?
出た染料をキャッチするには、洗剤を増やすしかありません。染料をキャッチさせる方法は他にありますが、家庭で出来るアドバイスですので、今回は 割愛致します。
基本ですが、白物と色物を分けて洗いましょう。
3つ目の濯ぎ(回数)の不足。
近年は環境保護や、水道代の節約で濯ぎ1回とうたっている洗濯機や洗剤があります。洗いで洗剤を入れますよね!ところで、濯ぎ1回で…「その洗剤はどこに行ったのでしょうか?」
濯ぎを1回にする方法は、洗剤を減らす又は濃度を薄くする。
濯ぎの考え方は希釈法という考え方です。わかりやすく説明すると、
・洗いで洗剤の濃度が100とした時、1回目の脱水で50
・1回目の濯ぎで25、脱水で12.5
・2回目の濯ぎで6、脱水で3、最後の脱水まで行くと0.1
というようなイメージです。残った汚れは、1のような現象で残っていき、黒ずんで行きます。
衣類を洗濯機に詰め込み過ぎても、濯ぎ不足になります。
さて、いかがでしたでしょうか?黒ずみの原因は主には上記の3つになります。
いつも色鮮やかな衣類を着るのは、気持ちいいものです。一度、確認してみて下さいね!